コナミの新10倍解析その(3)

  その(1)  その(2)


ROMのバックアップと言えば、恐怖?の後差しが必要ですね。 でも、似非RAM・似非SCCカートリッジがあれば、 ゲームROMを差したままでDOS(2)起動できます。 今月の料理は新10倍の応用技をご紹介します。


1.材料

似非RAMまたは似非SCCカートリッジ
バックアップするROMゲーム  
味付けにこのファイル

2.作り方 
イ.似非RAM・SCCはDOSBOOTで下味を付けておきます。
  やり方はMSXに似非を差してDOS(2)を起動し、DOSBOOT.COMを実行するだ
  けです。
  スロット1に似非を差したときはこんな感じです。

     A>DOSBOOT /s1

  下味が付いたら準備完了です。


ロ.早速ROMカートリッジのバックアップを取ってみましょう。
  番号の小さいスロットに下味を付けた似非を、他のスロットにROMカート
  リッジを差します。DOSBOOTな似非を立ち上げると、番号の小さいスロットに
  あるディスクROMをひとつだけ初期化してDOS(2)を起動します。
  なので、対応するドライブにDOS(2)のシステムディスクをセットして、MSX
  の電源を入れて下さいね。
  うまくDOS(2)が起動しましたか。後は普段お使いのROMバックアップ
  ツールで好きなように料理して下さい。
3.下味の仕組み
  ROMカートリッジからの起動でディスクも使えるようにする方法は、テク
  ハンに書かれていますが、全てのカートリッジの初期化ルーチンを実行する
  ので後ろに差したROMゲームが起動してしまいます。
  でも新10倍なら起動時に初期化されるのは、小さい番号のスロットにある
  ディスクROMだけなので、ゲームが起動することはありません。
  新10倍方式ではDISK BASICを起動しますが、ROMのバックアップには
  DOS(2)起動の方が便利なので、CALL SYSTEMしてみました。
  種をあかせばとっても簡単ですね。
  
  MEGA-SCSIを使っていて内蔵ドライブが邪魔だというかた、これを使えば 
  内蔵ドライブを切り離せます。
  でも、似非とスロットを消費するのでやる人はいないと思いますが。


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